こんぬづわー、元・盛岡市地域おこし協力隊きのぷーです (*> ᴗ •*)ゞ
今日は、世界トップクラスの起業家教育で知られるアメリカ・バブソンカレッジのメソッド「ET&A®(Entrepreneurial Thought & Action)」を通して、「行動から学ぶ起業の第一歩」を一緒に探っていきましょう。是非最後までお付き合いください(^∀^)ノ
早速行ってみましょう!
今日のお題:まず動く人が、未来を変える。全米No.1の起業家大学Babsonに学ぶ「行動中心」の思考法
はじめに
「起業したいけど、完璧なアイデアが浮かばない」
「失敗が怖くて、最初の一歩が踏み出せない」
もしあなたがそんな悩みを抱えているなら、ぜひ知ってほしい考え方があります。
それが、起業家教育で27年連続全米No.1(U.S. News & World Report)に輝く米国Babson Collegeが教える、「ET&A®(Entrepreneurial Thought & Action®)」という独自メソッドです。
今回はこのET&A®を紐解き、誰もが実践できる「起業家マインド」の育て方と、今日からできるアクションのヒントをお届けします。
ET&A®とは? 予測ではなく「創造」から始める思考法
ET&A®(アントレプレナー的思考と行動)とは、一言でいえば
「行動から学び、創造する」
ための実践的なフレームワークです。
多くの人が考える起業のプロセスは、次のようなものではないでしょうか。
伝統的な予測的思考(Predictive Logic)
- 明確な目標を設定する
- 市場を調査し、完璧な事業計画を立てる
- 必要な資金やリソースを調達する
- 計画通りに実行する
しかし、未来が予測不可能な現代において、このモデルは必ずしもうまくいきません。
ET&A®が提唱するのは、これとは全く逆のアプローチです。
ET&A®の創造的思考(Creative Logic)
- 自分が誰で、何を知っていて、誰を知っているかを把握する(手持ちの手段)
- その手段を使って、何ができるかを考える
- すぐに行動を起こし、小さな失敗から学ぶ
- 他者を巻き込みながら、目標を柔軟に変化させていく
これは、優れた起業家たちの行動原理を体系化した
「エフェクチュエーション理論」
に基づく考え方。
計画の美しさより、まず行動し、現実からフィードバックを得て、次の打ち手を考えるサイクルを重視します。
行動して、そこから学び、また行動する。「完璧な計画 → 実行」ではなく、「まず小さく始める → 試す → 振り返る」というサイクルが基本
ET&A®を構成する「5つの行動原則」
ET&A®のマインドセットは、以下の5つのシンプルな原則から成り立っています。
1. Action trumps everything(行動がすべてに勝る)
「やってみないとわからない」が起業の鉄則。アイデア段階での長期計画より、とにかくまず一歩踏み出し、行動しながら学び対応していくスタイル
頭の中でどれだけ壮大な計画を練っても、行動しなければ1ミリも現実は変わりません。
不確実なことへの最善の対策は、まず小さく試してみることです。その小さな一歩が、想像もしなかった次の扉を開きます。
2. Act with means at hand(手持ちの資源で行動する)
大きな初期投資を待つのではなく、今ある知識・人脈・時間といった資源を使って、できる範囲で試してみるスタンス
「お金がないから」「人脈がないから」と諦める必要はありません。
スタート地点は、「今の自分」です。
あなたの知識、経験、情熱、持っている道具、そしてSNSのフォロワーも立派な資源です。
無いものを嘆くより、今あるもので何ができるかを考えましょう。
3. Know how much you can accept and afford to lose(許容可能な損失を見極める)
取るべきリスク量をわきまえ、失っても生活に致命傷とならない範囲で挑戦する戦略的リスクマネジメント
大きなリターンを狙うのではなく、「この挑戦で失っても構わない上限」(アフォーダブル・ロス)を決めます。
それは時間かもしれませんし、お金かもしれません。
「最悪でもこの範囲で済む」と分かっていれば、恐怖心はコントロール可能です。
致命傷を避けながら、大胆に挑戦するための賢いリスク管理術です。
4. Enroll others to join your journey(他人を巻き込み、共に歩む)
メンターや仲間、ユーザー、投資家などを巻き込むことで、リソースとアイデアを拡張し、フィードバックを得やすくする
一人で抱え込まず、あなたの旅に仲間を巻き込みましょう。
メンター、協力者、あるいは最初のお客様。他者を巻き込むことで、自分にはない視点やリソースが手に入り、アイデアが磨かれ、モチベーションも維持できます。
5. There is an entrepreneur in all of us(誰もが起業家である)
先天的なスキルではなく、「起業とは学び習慣である」という思想で、自分も実践を重ねることで起業家マインドを育めると説く
Babsonは、起業家精神は一部の天才だけが持つ特殊能力ではなく、
誰もが学び、実践できる後天的なスキル
だと教えています。この考え方を実践し、行動を起こした瞬間から、あなたも起業家です。
起業初心者のあなたに伝えたいこと
どんなに小さな行動でも、「実際に動く」ことでしか変化は生まれません。
そして、行動するからこそ、自分の“向き・不向き”や“本当にやりたいこと”が見えてきます。
迷ったら、Babsonの言葉を思い出してください。
“Action trumps everything.”
ET&A® を育む教育体制
Babsonではこのメソッドを次のような教育体験に体系化しています:
- FME(Foundation of Management & Entrepreneurship):
- 全1年生がチームでビジネスを立ち上げる必修コース
- 授業は「行動→振り返り→実践」のサイクルを回し、「do then learn」を根付かせます
- MBAからエグゼクティブ向けにも、実際に実務型プロジェクト(Rocket Pitch, BETA Challenge)を通じて、起業的思考と行動を鍛える場が設けられています
- Babson Academy:
- 世界80カ国以上にこの教育メソッドを展開し、教育者や学生に「行動重視の起業家教育」の普及を促進しています
なぜ今、日本でET&A®が必要なのか?
世界各国の起業活動を調査する「GEM(Global Entrepreneurship Monitor)2023-2024」によると、日本は先進国の中で、
- 起業機会の認識(良い機会があると思うか):最下位レベル
- 起業に必要な知識・能力への自信:最下位レベル
- 失敗への恐れ:世界で最も高いレベル
という厳しい現実があります。
完璧を求め、失敗を過度に恐れる文化が、多くの可能性の芽を摘んでしまっているのかもしれません。
だからこそ、「まず行動する」「小さく試す」「失敗から学ぶ」ことを是とするET&A®のマインドセットは、今の日本に最も必要な処方箋の一つと言えるでしょう。
BabsonのET&A®は、起業は才能ではなく“習慣”であるという核心から設計された教育メソッドです。特に日本では「機会認識」や「自信」が課題とされる中、「行動から始める」アプローチは効果的な起業家マインドの育成手法となるでしょう。
まとめ:あなたの「最初の一歩」をデザインしよう
Babson Collegeの卒業生には、Amazonに約10億ドルで買収されたオンライン薬局「PillPack」の創業者など、ET&A®を体現して世界を変えた起業家が数多くいます。
しかし、彼らの始まりも、私たちと同じように
「手持ちの手段で、できることから」
という小さな一歩でした。
ET&A®が教えてくれるのは、壮大な成功法則ではありません。不確実な未来を楽しみながら切り拓くための、思考と行動の「OS」です。
この記事を読んで、何か少しでも心が動いたなら、ぜひ5つの原則のヒントを参考に、あなただけの「最初の一歩」を踏み出してみてください。
行動こそが、すべてを変えるのですから。
「まず動く」が未来を変える!