あなたの会社の“当たり前”が宝物に変わる。観光業以外の事業者が「観光素材」で成功する7つの秘訣

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あなたの会社の“当たり前”が宝物に変わる。観光業以外の事業者が「観光素材」で成功する7つの秘訣

21/10/10

きのぷー
きのぷー

こんぬづわー、元・盛岡市地域おこし協力隊きのぷーです (*> ᴗ •*)ゞ

今回は、そんな観光業以外の事業者が自社資源を観光素材として活かすコツを、7つに整理してご紹介します。是非最後までお付き合いください(^∀^)ノ

早速行ってみましょう!

今日のお題:あなたの会社の“当たり前”が宝物に変わる。観光業以外の事業者が「観光素材」で成功する7つの秘訣

はじめに

「うちは観光業じゃないから関係ない」――。

地域の観光振興やインバウンド需要の話を聞いても、自社には縁遠いと感じている製造業、建設業、農業、小売業の経営者や担当者の方も多いのではないでしょうか。

しかし、その考えは非常にもったいないかもしれません。

実は今、旅行者のニーズは

「見る観光(観光名所巡り)」から「する観光(コト消費・体験)」

へと大きくシフトしています。

その土地ならではの文化や、人々の暮らし、ものづくりの現場にこそ、旅行者が求める「特別な体験」が眠っているのです。

この記事では、観光業ではない事業者が、自社の強みや“日常”を魅力的な「観光素材」に変え、新たなビジネスチャンスを掴むための7つの秘訣を、具体的な事例とともにご紹介します。

秘訣1:自社の“日常”を「非日常」というレンズで覗いてみる

毎日繰り返される作業風景、当たり前にそこにある機械や道具。

それらは、そこで働く人々にとっては「日常」そのものです。

しかし、一歩外に出れば、それは多くの人にとって見たことのない「非日常」の世界です。

  • 製造業の工場:製品がベルトコンベアを流れる様子、職人の精密な手作業
  • 農業の現場:旬の野菜や果物の収穫作業、広大な畑の風景
  • 伝統工芸の工房:使い込まれた道具、素材から作品へと変わる過程

これらはすべて、訪問者にとって新鮮な驚きと感動を与える観光コンテンツになり得ます。

まずは「どうせ見せても面白くないだろう」という思い込みを捨て、外部の人の視点で自社の現場を見つめ直すことから始めましょう。

アイデア例

  • 食品加工業者が、普段は見られない製造ラインを巡る「工場見学ツアー」を開催し、できたて商品を試食できるようにする
  • 農家が、季節ごとの「収穫体験」を提供し、採れたての野菜でBBQを楽しむプランを組み合わせる

秘訣2:地域の歴史や風土という「物語」を語る

あなたの製品やサービスは、なぜその土地で生まれ、育まれてきたのでしょうか。

その背景にあるストーリーは、観光素材に深みと説得力を与えます。

「この土地の水が美味しいから、うちの酒造りが始まった」

「昔、この地域で盛んだった織物技術を、現代のデザインに応用している」

製品や技術を単体で見せるのではなく、地域の歴史や風土と結びつけて語ることで、訪問者はその土地全体への興味を深め、あなたの事業のファンになってくれるでしょう。

アイデア例

  • 地元の伝統技術を活かした製品の工房で、技術のルーツや歴史を解説するパネルを展示する
  • レストランが、提供する郷土料理の背景にある地域の食文化や歴史をメニューブックで紹介する

秘訣3:単体で弱いなら、他業種と連携して「パッケージ」を作る

「うちだけでは体験として弱いな…」と感じる場合でも、諦める必要はありません。

近隣の事業者と連携することで、魅力は何倍にも膨れ上がります。

例えば、「農家(収穫体験)× レストラン(調理体験)× 宿泊施設(宿泊)」のように、複数の体験を組み合わせることで、半日〜1日楽しめる魅力的な「観光パッケージ」が完成します。

異業種が集まることで、互いの顧客を紹介し合えるという相乗効果も期待できます。

アイデア例

  • 地元の企業数社(例:味噌蔵、和菓子屋、織物工房)が連携し、スタンプラリー形式で巡れる「まちごとミュージアムツアー」を企画する

秘訣4:SNS時代の「撮れ高」を意識的に設計する

現代の旅行者は、常にスマートフォンを片手に体験を記録し、発信します。

この力を活用しない手はありません。

商品や場所、体験の中に、思わず写真や動画を撮りたくなるような「映える」ポイントを意図的に作りましょう。

美しい風景はもちろん、ユニークな仕掛けも効果的です。

参加者が自発的にSNSで発信してくれれば、それは何より強力な広告となります。

アイデア例

  • 工場の制服や法被(はっぴ)を着て、オリジナルロゴの前で記念撮影ができるフォトスポットを設置する
  • 体験の最後に、SNS投稿用のハッシュタグを記載したカードを渡す

秘訣5:専門知識で“知的好奇心”をくすぐる

「学び」や「発見」も、立派な観光の目的です。

あなたの事業が持つ専門的な技術や知識は、最高の知的エンターテイメントになります。

なぜそうなるのか、どんな工夫がされているのか。

その仕組みや背景を丁寧に解説することで、参加者は深い満足感を得ることができます。

これは「知的体験型観光」と呼ばれ、特に探究心の強い層に強く響きます。

アイデア例

  • ハイテク工場の品質管理システムや、環境への取り組みについて解説する専門ツアーを実施する
  • 伝統工芸の職人が、道具や素材についてマニアックに語るトークショー付きの見学会を行う

秘訣6:ターゲットを絞り、「ど真ん中」に刺さる企画を

思い切ってターゲットを絞りましょう。

「誰にでも楽しんでほしい」という思いは大切ですが、すべての人を満足させようとすると、結果的に誰の心にも響かない、ぼやけた企画になりがちです。

「都会で暮らす親子向け」「歴史好きのシニア夫婦向け」「ものづくりに関心のある外国人学生向け」など、具体的な人物像(ペルソナ)を設定することで、企画の解像度が上がり、本当に届けたい層に強くアピールできます。

アイデア例

  • 建設業者:「夏休みの自由研究」をテーマに、親子で重機の運転席に乗れる体験会と建設現場の仕組みを学ぶ講座を開催
  • IT企業:普段は入れないデータセンターの見学と、プログラミングの初歩を体験できる中高生向けキャリア教育ツアーを実施

秘訣7:作ったコンテンツを届ける「導線」を整える

どんなに魅力的な観光素材を作っても、その存在が知られなければ、そして予約や参加がしづらければ、誰も来てくれません。

コンテンツ作りと同時に、それを届けるための「導線」をしっかりと整備することが不可欠です。

  • 情報発信:自社ウェブサイト、SNS(Instagram, Facebook, Xなど)、プレスリリース
  • 予約・販売窓口:予約フォームの設置、旅行代理店との連携、地域の観光案内所や道の駅でのチラシ設置

これらの受け皿を整えることで、一過性のイベントで終わらせず、継続的に事業の柱として育てていくことができます。

成功事例から学ぶヒント

  • 金属加工工場のナイトツアー
    • 夜間に稼働する工場の光や響き渡る機械音が「まるで未来都市のようだ」とSNSで話題に。日中の姿とは全く違う幻想的な風景が、新たなファン層を開拓しました
  • 地元の醤油蔵が開催する味噌づくり体験
    • 日本の食文化に興味を持つ外国人旅行者向けに企画。「自分で作った味噌を国に持って帰れる」という体験がヒットし、地域のキラーコンテンツに成長しました
  • 建設業者の「重機体験×BBQ」ツアー
    • 「働くクルマ」に憧れる子どもを持つファミリー層をターゲットに設定。非日常の体験とレジャーを組み合わせることで、地域住民の交流の場としても機能し、企業のイメージアップにも大きく貢献しました

まとめ

観光は「業界」ではなく、誰もが持てる「視点」です。

「観光業ではないから」という壁は、自らが生み出している幻想にすぎません。

あなたの事業が持つ技術、歴史、人、そして日々の営み。

それらを「訪問者の視点」で見つめ直し、

「見せ方」「つなぎ方」「伝え方」を少し工夫する

だけで、それは地域を輝かせる唯一無二の「観光素材」に変わります。

観光素材づくりは、新たな収益源となるだけでなく、地域との関係性を深め、自社のファンを育てる絶好の機会です。

まずは、あなたの会社の“当たり前”の価値を、同僚や仲間と話し合うことから始めてみませんか?

観光業以外の事業者が「観光素材」を生かすコツ

  • 「非日常」に見える自社の“日常”を観光化する
    • 製造業の現場、農作業、工芸品の製作工程など、地元の人には当たり前の風景も、外から来た人にとっては新鮮で魅力的な「体験」になる
  • 地域の歴史・風土と紐づける
    • 自社の製品やサービスが地域とどう関わってきたか、ストーリーを添えることで観光的価値が増す
  • 他業種と連携して“観光パッケージ”を作る
    • 単独では観光素材になりにくい場合でも、近隣の農家、飲食店、宿泊施設と組み合わせることで魅力的な「体験型コンテンツ」になる
  • SNS時代の“映え”を意識した仕掛け
    • 商品、場所、体験などに写真映え・動画映えするポイントを作ることで、訪れた人が自然と発信してくれる
  • “知的好奇心”をくすぐる
    • 学びや知識の提供も観光素材になる。技術や仕組みを丁寧に説明することで、「知的体験型観光」になる
  • ターゲットを絞った企画設計
    • すべての観光客を狙う必要はない。「教育旅行向け」「シニア向け」「都市部の親子向け」など、特定の層に刺さる内容に絞ると成果が出やすい
  • 販売・体験の導線を整える
    • 作った観光素材をどう届けるかも大事。Webサイト、旅行代理店、道の駅、SNSなど、受け皿を整えることで継続的に活用可能になる

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