こんにちは、たかみかんブログへようこそ(*> ᴗ •*)ゞ
Geminiでアニメ調で人物の画像生成をリクエストし続けてみてふと思ったのですが、どういうわけかピンク色の髪のキャラクターが生まれやすい気がしました。
そんな素朴な疑問から、AIの特性を深掘りしてみました。併せてChatGPT (DALL-E) の生成傾向の違いにも注目しました。
早速行ってみましょう!
今日のお題:Geminiは「ピンク髪」のキャラクターを作りたがる?GeminiとDALL-Eの違いから見える画像生成AIの個性
あらかじめご了承ください
はじめに:AIが生み出す「ピンク髪」の謎
「かわいい女の子のキャラクターを描いて」
最近、目覚ましい進化を遂げている画像生成AIに、そんな風にお願いしたことはありませんか?
私も仕事や趣味でGemini(GoogleのAI)に多くのキャラクター生成をリクエストしているのですが、ふとある傾向に気づきました。
髪の色を特に指定しないと、ピンク色の髪のキャラクターが生成される確率が高いのです。
もちろん、黒髪や茶髪、金髪のキャラクターも出てきます。
しかし、それらに比べてピンク髪の出現率がどうにも高い気がする…。
これは単なる偶然なのでしょうか?
それとも、AIに隠された「仕様」なのでしょうか?
この素朴な疑問を深掘りしてみると、AIの非常に面白い仕組みが見えてきました。
結論:犯人はAIの「教科書」にあった
単刀直入に言うと、この現象はAIが学習した「学習データ」に原因があります。
AIは、開発者が「髪の色を指定されなかったらピンクにしろ」とプログラムしたからピンク髪を生成するのではありません。
AIは、インターネット上に存在する膨大な画像やテキストを"教科書"として自律的に学習します。
その結果、AIは学習したデータの中から「こういう単語には、こういう絵が関連付けられていることが多い」というパターンを統計的に見つけ出し、それに沿って画像を生成します。
つまり、AIの"教科書"に、ピンク髪のキャラクターのイラストが非常に多く含まれていた、というのが答えになります。
なぜAIの教科書はピンク髪で溢れているのか?
では、なぜ学習データにはピンク髪のキャラクターがそんなに多いのでしょうか。理由は主に3つ考えられます。
1. 日本が誇る「アニメ・漫画カルチャー」の絶大な影響
最大の理由は、やはりアニメ、漫画、ゲームといった日本のポップカルチャーです。
これらの世界では、ピンク髪はキャラクターの「可愛らしさ」「活発さ」「ミステリアスさ」あるいは「非日常的なファンタジー要素」を表現するための、いわば“記号”として完全に定着しています。
誰もが知る有名キャラクターも多く、二次創作も盛んです。
AIが学習するデータには、こうした日本のコンテンツが大量に含まれており、その影響を色濃く受けているのです。
2. 「これは創作キャラです」という分かりやすい目印
「キャラクターを描いて」という指示を受けたAIは、現実の人間よりも「創作物」を描こうとします。
現実世界ではありえないピンク髪は、「これは現実の人間ではなく、フィクションの登場人物ですよ」という非常に分かりやすいサインになります。
そのため、AIは特徴的なキャラクターを生成する際に、ピンクという色を選びやすいのかもしれません。
3. イラスト投稿サイトでの人気と流行
AIの学習データには、PixivやArtStationといった国内外のイラスト投稿サイトの作品も含まれています。
こうしたプラットフォームでは、やはり見た目が華やかで目を引くピンク髪のキャラクターは人気が出やすく、多くのクリエイターによって描かれる傾向にあります。
この流行も、学習データの偏りを後押ししている一因です。
興味深い比較:ChatGPTの「DALL-E」は黒髪・茶髪が多い?
一方、ChatGPTに搭載されている画像生成AI『DALL-E』は、どうでしょうか。
個人的な実体験ですが、髪の毛の色を無指定でアニメ風の画像をリクエストした場合、
「黒髪や茶髪といった現実的な髪色のキャラクターを生成することが多い」
ように思います。
Geminiとの傾向が分かれてなかなか面白いですね。
この事象の差は、学習データの「味付け」の違いによるものではないかと推測されます。
- Gemini: アニメやイラストといった、より様式化されたポップカルチャーのデータを強く反映する傾向があるのかもしれません
- DALL-E: 写真のようなリアルな画像や、欧米圏のアートスタイルをより重視して学習している可能性が考えられます。欧米の作品では、ファンタジーであっても比較的ナチュラルな髪色が主流です
このように、使うAIによって生成される画像の「クセ」や「個性」が違うのは非常に興味深い点です。
まるで、異なる環境で育った生徒が違う答えを出すかのようです。
まとめ:AIの個性を理解して、もっと画像生成を楽しもう!
「AIがピンク髪のキャラクターを生成しやすい」という現象は、AIが膨大なアニメやイラストを学習した結果生じる、
一種の「学習バイアス」
と言えます。
これは決してバグや欠陥ではなく、むしろAIの出自や個性を垣間見せてくれる面白い特徴です。
もしあなたが「黒髪の騎士」や「青い髪の魔法使い」が見たいのであれば、プロンプト(指示文)で具体的に指定してあげれば問題ありません。
AIのクセを理解し、対話するように指示を出すことで、画像生成はもっともっと楽しく、奥深いものになるはずです。
皆さんも、お使いのAIにどんな「個性」があるか、ぜひ観察してみてください。