【ジェトロ岩手】水産物輸出・HACCPセミナーin宮古【盛岡市地域おこし協力隊が行く】

盛岡市地域おこし協力隊ネタ

【ジェトロ岩手】水産物輸出・HACCPセミナーin宮古【盛岡市地域おこし協力隊が行く】

19/09/18

きのぷー
きのぷー

こんぬづわー、元・盛岡市地域おこし協力隊きのぷーです (*> ᴗ •*)ゞ

「盛岡市地域おこし協力隊が行く」、今日は、岩手県宮古市にあるイーストピアみやこでジェトロ盛岡主催の水産物の輸出促進に向けたセミナー、題して「水産物輸出・HACCPセミナー in 宮古-海外展開への第一歩、HACCPのいろはから導入まで-」に参加してきました。是非最後までお付き合いください(^∀^)ノ

早速行ってみましょう!

【活動の記録】 この記事は、私が盛岡市地域おこし協力隊として活動していた当時の記録です。現在とは情報が異なる場合がありますが、当時の熱量や、地域課題に向き合ったプロセスをありのまま伝えるため、あえて修正せずに公開しています。私の「地域への向き合い方」の履歴書としてお読みいただければ幸いです。

講師の肩書等の情報は執筆当時のものです

セミナー概要だよっ

セミナー概要

  • 日 時:令和1年9月18日(水)午後1時30分〜午後4時30分
  • 場 所:イーストピアみやこ(岩手県宮古市宮町一丁目)
  • 主催・共催:ジェトロ盛岡*、一般社団法人大日本水産会
  • 内 容:水産物の輸出促進に向けたセミナー

*2022年4月1日より、日本貿易振興機構岩手貿易情報センター(通称:ジェトロ岩手)に名称変更

今日のお題

  • 「日本の水産物・水産食品輸出の現状と課題」~ジェトロによる水産物輸出の最新概況説明
  • 「宮古から世界へ!ー海外取組事例の紹介ー」~実際にHACCPを導入した共和水産株式会社からの事例紹介
  • 「水産加工場における一般的衛生管理とHACCPシステムの構築」~(一社)大日本水産会による導入方法等の解説

第1部では「水産物輸出の基礎知識」として、ジェトロ農林水産・食品部水産品支援課の方から、海外マーケットを含めた水産物輸出の現状と基礎知識、海外バイヤーとの商談・輸出の進め方、ジェトロの輸出支援策等についてご説明いただきました

第2部では「宮古から世界へ!―海外取組事例の紹介―」と題して、地元・宮古市にある共和水産株式会社鈴木良太氏(代表取締役専務)が自社のHACCP導入後の海外取組事例等についてご講演くださいました(詳細は後述)

第3部は「水産物輸出にむけたHACCP講習」ということで、一般社団法人大日本水産会 国際・輸出促進部長の方より、輸出水産物におけるHACCP導入の状況と具体的なHACCPプラン作成について、解説してくださいました

きのぷー
きのぷー

ジェトロ盛岡さん曰く「水産物輸出に必要な知識を効率的に収集できる絶好の機会」とのこと。確かにその通りでしたが、正直初心者には難解な部分が多かったので、このあたりは今後も継続して学習が必要かなと思いました🤔

きのぷーメモ

共和水産株式会社の鈴木専務の話は、内容はもちろんのこと、言葉の端々から、全身全霊賭けて三陸・宮古ブランドをアウトバウンドさせるという熱意に溢れていました。

水産物輸出という分野以外でも、インバウンド・アウトバウンドに生かすことができると思いました💡

講演メモ

  • 顧客に寄り添った商品づくり。ミャンマーから(従業員を)受け入れ、うつ病の方の正規雇用にも取り組んだ
  • 宅配事業に特化。量販店やコンビニエンスストアでは売らない
  • 岩手県民のパスポート所有率が低い。海外への意識が少なく、億劫(に感じている)
  • 岩手県内の旅行者の動き。内陸止まりが8割。しかし、三陸のものを使いたい
  • 田舎でも世界と戦える→産地のものづくりの強み
  • 海外でのブランド構築→SNSを使えなくても発信ができる

地元で真鱈プロモーション

宮古は真鱈の水揚げ量日本一。しかし地元でもあまり知られていない上、弱点も多い。そこで、弱点を逆手に取ったプロモーションを展開した

  • 鮮度落ちが早い ⇔ 産地の鮮度を訴える
  • 冬しか売れない ⇔ 通年加工できる
  • 脂がない ⇔ 油との相性がよくヘルシー
  • 地域外流出 ⇔ 物量・価格競争がある
  • 歩留まりが悪い(ごみが多い) ⇔ 加工品のメリット
  • 地元で食べる場所がない ⇔ 競合が少ない
  • 地元のイベントで真鱈を販売。イベントはお金を貰いながら食べてもらい、そして地域を巻き込むチャンス!
  • 様々なコラボレーションの誕生 (SNSを通じて)地域での口コミが地域外へ飛んでいく
    • 例:Twitterで個人的に勝手に応援するツイートが続出

HACCP 実際どう?

  • 国内販売強化のため。安心が担保されたものは弱い
  • 会社全員で何か一つの目標に向かいたい。会社・工場としてももっと上を目指したい
  • インバウンド需要が日本国内で高まってきていた。輸出しなくても日本に来た外国人向けに食材提供
  • 輸出を強くしたい、高く売りたい→世界に挑戦する企業は若者にメッセージ性がある
  • 食品を取り扱う上で衛生管理の向上を目指すのは当たり前ではないか。食を扱う責任。ここを蔑ろにしている水産業者は多い。従業員が家族にも食べさせたいと思えるものをつくる

輸出してみて実際どう?

  • 輸出を通して国内への販路も増加している(日本では外国人が増加しているため)
  • インバウンド需要に対しての国内飲食店への提案(その国の味付けや好きな魚種など)
  • 企業のブランド化につながる
    • アメリカに売っている→イメージアップ
  • グローバルな企業になることで若者にも認知される→若者がワクワクする。夢を持てる産地に

民間企業×岩手県×JETRO

民間企業×岩手県×JETRO チームでできている成果

  • 原材料ではなく製品を輸出している。産地のものづくりをして出荷することで工場稼働にもつながる
  • 派手にやっているように見えるけど、小さな価値をどれだけ積み重ねていけるか
  • 黙っても外国人が来るようになった時代。輸出が企業を成長させる。輸出においては地域の皆と組んでやること
  • 情熱と覚悟

アメリカ向け輸出チャレンジの理由

  • 品質を買ってくれる
  • HACCPの本場
  • 日本国内でのブランド化
  • パフォーマンス性

所感

地域おこし協力隊の任期終了後は起業による定住を考えており、貿易実務は起業候補の一つです。そこで、スキルアップの一環でジェトロ主催のセミナーを受講して参りました。

岩手県の重要な地域資源の一つである海産物輸出の現状、最前線で取り組んでおられる事業者様のレポート、HACCP取得のために必要なことは何かを学びました。専門性の高い講義内容であり、難解な点もたくさんあったので、引き続き自己研鑽に取り組んで参ります。

他方、海外展開する上で、地域に軸足を置いた活動や外国人観光客への売り込みの重要性に関する話もあり、この点は盛岡手づくり村における物販や催事にも生かせるのではないかと思いました。

きのぷー
きのぷー

(2024年10月9日追記)共和水産さんはその後、2023年10月6日までに盛岡地方裁判所へ民事再生法の適用を申請し、事業再建に向けた取り組みを進めていらっしゃいます

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