こんぬづわー、元・盛岡市地域おこし協力隊きのぷーです (*> ᴗ •*)ゞ
今日は、「「〇〇といえば?」から始まる地域ビジネスの第一歩~地域の“いちばん有名なもの”とつながる7つのヒント~」と題し、先日岩手県北エリアの企業訪問の際にいただいたアドヴァイスを掘り下げて考えてみたいと思います。
早速行ってみましょう!
今日のお題:「〇〇といえば?」から始まる地域ビジネスの第一歩~地域の“いちばん有名なもの”とつながる7つのヒント~
はじめに
今回は、ある地域の事業者さんから聞いた、地域ビジネスや地域おこしにおいてとっても大事なヒントをご紹介します。
「その地域で一番有名なものを知り、そことつながっていくことが大事だよ」
これ、シンプルだけど奥が深い言葉なんです。
「▲▲地域といえば〇〇」から始めよう!
「▲▲地域で有名な○○」は、その地域を代表するブランド的存在です。
地域外の人が▲▲地域の名前を聞いてまず思い浮かべるもの、つまり
「トップ・オブ・マインド(Top of Mind)」
にある資源と言えます。
例えば――
- 静岡県沼津市といえば「あじの干物」「寿太郎みかん」
- 岩手県盛岡市といえば「盛岡冷麺」「南部鉄器」
- 北海道函館市といえば「ラッキーピエロ」「五稜郭」
こうした“地域の顔”になっているものは、ビジネスでも地域活動でも、人との接点をつくる「共通言語」になります。
なぜ「一番有名なもの」とつながるのが大事?
ビジネスや地域おこしにおいて「地域資源とのつながり」は重要です。
地域で最も知られているモノ・コトには、以下のような役割があります。
視点1:ブランド資源との接続=地域の信頼を得る入口
地元の人にとっては「誇り」や「アイデンティティ」に近い存在。関わることで「この人、ちゃんと地域のこと分かってる」と感じてもらいやすい。
ビジネス面での意義:
- ○○との関連があることで、「この人(企業)は地元に根差している」と思ってもらいやすい
- 地元のキーパーソンや関係人口との信頼構築が早まる
- 集客やマーケティングにおける「フック(つかみ)」になる
地域おこし面での意義:
- ○○に関心がある人が集まってくる「磁場」や「ハブ」になりやすい
- その資源を起点に他の魅力を派生的に伝えやすい(例:「○○に来た人が××にも立ち寄る」)
視点2:地域資源は「経済圏・人的ネットワーク」の中心
その有名なモノに関わる人や産業が、地域内で中心的な役割を担っていることが多いです。
ビジネス面での意義:
- ○○に関連する産業はサプライチェーンや周辺産業を含めた「経済圏」を持っている
- ○○に関わる人たちとの接点があれば、事業のヒントや販路拡大につながる
- 地場産業や観光資源とのコラボレーションが可能
地域おこし面での意義:
- ○○がすでに持っているファン層や観光客を活用できる
- 既存資源と新しい価値を掛け合わせることで、継続性のあるプロジェクトが生まれる
視点3:地域の共通言語としての○○
情報発信やコラボの起点になる。「〇〇といえば〇〇」という語りやすさがあるので、観光・PR・ブランディングとの相性も◎
○○は地元の人々にとって「共通認識されている地域アイデンティティ」であり、対話のきっかけになります。
ビジネス面での意義:
- 地元の企業や自治体と話をするときに「○○」を話題にすれば距離が縮まりやすい
- 事業説明において「○○を軸に…」と語れば理解されやすい
地域おこし面での意義:
- 外部の人に向けての情報発信でも「○○といえば…」というストーリーテリングがしやすい
- 地域住民の誇りや愛着に配慮した関わり方ができる
この章のまとめ
有名な○○との接続は「共感・信頼・経済効果」を生む戦略的行動
ビジネスや地域おこしにおいて、「すでに地域で評価されている資源」とつながることは、単なる便乗ではなく、信頼形成・共通言語の構築・経済圏との接続という多面的な価値を持っています。
役所に聞いてみるのもアリ!
また、先述の事業者さんは、つながりを持っていく手がかりとして、「役所に聞いてみるといいよ」と仰っておられました。
これは確かに有効です。
観光課や商工課、農林水産課など、それぞれの分野で地域資源を把握している担当者がいらっしゃいます。
その上で、より深い情報を得るには、役所の中でも「その地域資源に近い部署」にあたるのがポイントです。
また、観光パンフレットではなく観光計画書や地域振興計画を見ると、自治体の注力ポイントが分かります。
地域の“顔”を見つける7つのヒント
さらに、役所以外の多様な視点やネットワークから「地域で最もメジャーなもの=地域資源」を見つけるヒントがあります。
以下に 7つの手がかり をご紹介します!
- 観光協会・道の駅・DMOをチェック!
- 観光協会やDMO(観光地域づくり法人)は地域の“売り”を把握していて、観光パンフやHPにも重点が現れます
- 道の駅の特産品売場もその地域の「地元で誇るもの」が可視化されている場です
- →パンフレット、売店、特産品コーナーに地域の「推し」が詰まってます
- SNSやGoogleマップの口コミ・写真を見る
- 観光客が「〇〇といえばココ」として投稿しているSNS(Instagram, X, TikTok)を見ると、現在進行形の“バズ”や人気の対象、観光客目線の“定番スポット”が見えます
- Googleマップの「人気の時間帯」「写真」「レビュー」なども傾向を把握するヒントに
- 地元の新聞・フリーペーパー・ケーブルテレビ
- ローカルメディアは、地域の“顔役”や“行事”“新しい取り組み”を頻繁に取り上げます
- フリーペーパーは特産品・事業者・地域イベントがまとまっていて宝の山です
- 行事・産業・注目人物など、地域の“いま”を映し出しています
- 小中学校の行事や給食をのぞいてみる
- 地域の子どもたちが学んでいること=その地域が「未来に残したいもの、大切にしたい文化・自然・産業」
- 給食で使われる食材や、運動会・修学旅行の行き先にも地域の特色が現れます
- スーパーや直売所をのぞいてみる
- 一般家庭の食卓や贈答品に使われている地場産品が分かります
- 価格帯や陳列のされ方から「売りたい/人気のある」ものが見えてきます
- 食卓に並ぶものや贈答用商品から、地元の「日常的な誇り」が分かる
- 地域資源を活かした商品(地元のクラフト・地酒・加工品)を見る
- どんな素材をどう活かしているかに、地域の技術や文化が表れています
- 地元の加工品(例:〇〇ジャム、〇〇焼酎、〇〇織など)に注目すると、原材料や文化的背景が見えてきます
- 地元企業や職人がどんな文脈で売り出しているかも重要です
- 話好きな地元の人と話す(商工会・ガイド・移住者など)
- 「公式情報に出ない魅力」を教えてくれる宝のような存在!
- 「地域を面白がっている人」と話すと、公式には出てこないニッチだけど魅力的な情報が得られます
- 商工会の職員、観光ガイド、地域おこし協力隊、移住者などは特に情報が豊富
おわりに:地域資源に“正面から向き合う”ことの強さ
「▲▲地域といえば○○」。
この“誰もが知っている入り口”を使うことで、地域の人との信頼関係を築くスピードがグッと早まります。
しかも、それは表面的な便乗ではなく、「共通の価値」を軸にした、地に足のついたアプローチです。
地域で何かを始めたい、地域と関わりたい――
そんなときは、ぜひ「一番有名なもの」に正面から向き合ってみてください!
✨追伸:たかみかんブログでは「地域資源の活かし方」や「旅とICTの交差点」をテーマにいろいろ発信していきます!