こんぬづわー、元・盛岡市地域おこし協力隊きのぷーです (*> ᴗ •*)ゞ
今回は岩手県北地方の企業訪問シリーズ。今回は、岩手県二戸市にあります「プラム工芸」さんを訪ね、込山裕司社長にお会いして参りました!
ある樹木の出会いが同社の原点だと伺いました。長年のものづくり経験に裏打ちされた社長様の思いに迫ります!是非最後までお付き合いください(^∀^)ノ
早速行ってみましょう!
斧折樺との出会いが原点

プラム工芸さんでは斧折樺(オノオレカンバ)という、カバノキ科の落葉高木を使用した木工製品を製造・販売しておられます。いわゆる「梓」の木の一種とされております。
木目の美しさと、ずっしりとした重さが特徴です。同じ大きさの栗の木と持ち比べたら、密度や重さが何倍も違っていてびっくりしました。
オノオレカンバの特徴
オノオレカンバ(斧折樺, Betula grossa)は、日本固有のカバノキ科シラカンバ属の落葉広葉樹で、特にその硬さと耐久性で知られています。
主な特徴
- 非常に硬い木材
- 名前の由来通り、「斧が折れるほど硬い」とされるほど木質が緻密で硬い
- 木材は衝撃に強く、耐摩耗性が高い
- 成長と分布
- 日本(本州・四国・九州)に分布し、標高の高い山地に自生
- 成長は比較的遅いが、しっかりとした材質を形成する
- 木材の用途
- 道具の柄(斧やハンマーなど)に適している
- 工芸品や家具(まな板、櫛、床材など)にも利用
- スキー板の芯材として使われることもある
- 見た目の特徴
- 樹皮は淡褐色から灰褐色で、滑らか
- 葉は卵形で縁に細かいギザギザ(鋸歯)がある
- 加工の難しさ
- 硬すぎるため、加工には鋭い刃物が必要で、扱いが難しい
- その分、耐久性が高く長持ちする
まとめ
オノオレカンバは、木材としての価値が高く、特に耐久性を求められる道具や工芸品に重宝される樹木です。加工の難しさを乗り越えれば、高品質な製品を生み出せる魅力的な素材です。
込山社長との対話から
きのぷーMEMO
- 横浜出身。今から40年ほど前に二戸へ出稼ぎへ
- そのときに木(斧折樺)と出会い、プラム工芸を設立
- 「自分でやる!」「自分のものしか売らない」
- 学校でデザインや技術は教わっても、流通のことは教わらなかった
- なので自らが商品を持っていって販路を開拓し、売っていった。誰からも援助は期待できなかったから
- 自社製品の特色が必要:自分は斧折樺の丈夫さ、なめらかさを売ろう
- 「つくる」と「売る」は違う
- 地元であれば、自分がいいと思ってつくったものを宣伝しなくても買ってもらえるが、地方ではそうはいかない。地方で仕事をしていると売ることを知らない若い職人さんが多い
- 作ることに頑張ってばかりで売ろうとしない。これでは競争に勝てない。じっと待っていても誰も助けてくれない
- 北海道は観光で食えているが、岩手はそうはなってない
- (例えば)九州人の多くは(岩手に)行ったことがない。岩手にはよほどのことがないと行かない。沿岸部はなおさら。まだまだ知名度が低いのではないか
- 同じところで売り続けて顧客をファンにする。前に商品を買ったから今度は別のものを…
- 岩手に滞在型の体験ツアーが少ないのでは?
- 福井県小浜市の若狭塗箸専門店「箸匠せいわ」さんのような働きかけ、仕掛けを是非見習ってほしい
偶々なのかもしれませんが、私がお会いした職人さんの多くが、一見寡黙そうに見える方ほど、しゃべり出したら止まらない方ばかりで、ちょっと意外でした😲
こちらも是非ご覧ください
プラム工芸さんではお箸やスプーンなどのテーブルウェアやくつべらのような日用品を中心に取り扱っておられます。気になられた方は是非!
猫店長がお待ちしております

プラム工芸オンラインショップの店長は、猫です(笑)。あんと言います。プチ情報をお届けします。趣味はタオルとキックボクシング
(2024.1追記)あれからコーポレートサイトを立ち上げられたようです。「酢桃工芸」と漢字表記されるようになりましたね(上がコーポレートサイトで、下はオンラインストアです)
IWATE STAR BRANDさんの記事も是非ご覧ください!

