こんぬづわー、元・盛岡市地域おこし協力隊きのぷーです (*> ᴗ •*)ゞ
今回は、静岡県沼津市で地域おこし協力隊として活動されている方にお会いし、特産品開発や活動の秘訣を教わってきた話題をお届けします!是非最後までお付き合いください(^∀^)ノ
早速行ってみましょう!
沼津市の地域産品を開発する
今回は、「沼津市全域の地域産品の商品開発・販路開拓」をテーマに、沼津市全域で地域おこし協力隊として活動しておられる今田隼輔さんを訪ねてきました。
今田さんは2023年5月に活動を開始。地域商社 Aquamarine Numazuを立ち上げ、
「沼津にある”もったいない”をアップサイクルする」
をミッションのもと、市場に出せない規格外のみかんを使い、付加価値を付けた特産品開発と販路開拓を実現されてきました。
こうした活動が複数のメディアで取り上げられ、注目を集めております。
実は、今田さんの活動は以前から報道や同社のウェブサイトなどで存じ上げていて、是非活動の秘訣を伺いたいと申し出たところ、
「私でよければ是非!」
ということで会談が実現しました!
面会終了後は、今田さんの案内で市街地中心エリアを歩きながら、これからのまちづくりについてお話を伺いました
お話を伺ってると、沼津にはまちづくりのタレントが勢揃い!って感じで面白くなりそうやな〜
きのぷーMEMO
今田さんとの対談で得た気付きやヒント等をまとめてみました
活動のきっかけ
- 先に沼津に移住することを決め、どうせやるなら面白い仕事がしたかった
- 当時、協力隊の募集テーマは3つあったが、フレキシブルに活動できそうな点に着目し応募。商品開発等活動の制約はなく、「沼津市全域の地域産品の商品開発・販路開拓」という活動テーマだけが決まっていた
- ただ、活動前から「みかん」をやりたいとはうっすら思っていた
初期の活動
- 最初はひたすら人脈づくり。市役所の職員の方同伴で町案内や顔つなぎを実践。また、協力隊OBの交流会の場を通じて「みかんで何かをやりたい」と発信し続けた
- 「地元の人と沼津のことを語れるようになりたい」と思い、人脈が増えるまで動き続けた。市街地だけでなく、愛鷹や戸田にも足を運んだ
地域商社立ち上げの背景
- 沼津は何でも揃っているし、様々な日本一を持つ(干物日本一、水質日本一など)
- 何にもやらなくても何とかなってきたがゆえに、様々なほころびができてきた
- そうした困りごとを幅広く見ていきたい→沼津の地域商社を立ち上げ
西浦みかんを使った商品開発のきっかけ
- ある日、夏みかんが大量に廃棄されている現場を目の当たりにした。その後、傷ものや規格外のもの、JAで決められた期間に納品が間に合わないとやむを得ず捨てられてしまうことがわかった
- 中身はおいしいのに、捨ててしまうのはもったいない。それならば、農家さんからみかんを買い取って付加価値のある加工商品を作ることにした
- お茶屋、干物屋、ふるさと納税の企業回り等もしたが、自分の商材はやはりみかんだと決めた
商品開発について
「ストレート果汁100%+スパークリング」のみかんドリンク、"Mikan de Nishiura non-alcoholic Sparkling"開発のプロセスを伺いました
- 宴席で、お酒を飲めない人の「いいよなあ、お酒の飲めるやつは!」という声を聴き、お酒を飲めない人向けに、ボトルで注いでくれるようなおしゃれな飲み物を作りたいと思った
- 味以外の付加価値を付ければ買い叩かれない
- 商品のコンセプトも決まり、(この商品を)名刺代わりにしようと思った
- 加工は業者に委託。炭酸を充てんする企業を探し、経営者に直談判。ストレート果汁100%の炭酸充填は難しく商品化事例も少ない中、粘り強い交渉の末、製造にこぎ着けた
商品開発のポイント
- 地元でリブランディングのセミナーに参加し、商品開発のヒントを得た
- 「誰にどんな付加価値を届けたいか、誰をどうしてあげたいのか」
- お客さんの喜ぶ顔が見えないといけない
- みかんで色々なもの(ドライフルーツ、缶詰、アロマオイルなど)は作れるが、イメージできたものしか作らないことにした。スパークリングドリンクはイメージできた
- お客さん・買い手のイメージがつくので営業先も(自ずと)決まる
- 地元の有名ホテルなどに卸し、人気と知名度を上げていく
- イメージができているので、自身のリアルな営業経験や、お客さんからのリアルな声のフィードバックを繰り返す中で想定通りに行ってると感じていた
- 売って終わりにはしない
こうした努力の結果、100本納品してもひと月持たず完売するほどの人気商品となったとのことです
これまでの活動で感じたこと
- 地元の人と仲良く。田舎はうわさのスピードは速い
- 地域で不審者扱いをされないよう、プロモーションも兼ねてオリジナルのユニフォームを製作、着用して活動している
- もとより失敗はつきもの。いいことばかりではないが、覚悟を決めて前に進んだことがよかった
今後の展望
- 県外への進出よりも先に、地域に価値を見出す
- 耕作放棄地対策に注力したい。今ならまだ間に合う
- 新商品の開発など、事業拡大や安定供給を図る
きのぷーへのアドヴァイス
- お客さんをイメージした商品開発を
- どんな人が来店しているのか。来店される方の誰に刺さる商品をつくるのか
- 少量でも質のいいものを
- 生産者と仲良くなること
- 今田さんの場合、そもそも規格外のミカンを買うことは一面から見れば農家さんにとって失礼な話。「こういうことがしたいんだけど」と説明し、納得していただかないといけない
- 「(そういう意味で自分は)人に恵まれたと思う」(今田さん)
終わりに
沼津は干物や海の水質といった日本一を誇るものをもち、地域資源も豊富な地で、かつ、生活に必要なものも揃っている、便利で面白い街だなと以前から注目しておりました。
しかしながら、それでも沼津の地域資源はまだまだ知られておらず、街の魅力をもっと生かせる余地がたくさんあることがわかりました。
今田さんのこれまでの活動実績を伺いますと、1年余りで商品開発と販路開拓の結果を残されたことに驚かされます。その結果だけを見れば順風満帆であるかのように見えるかもしれないけど、そこに至るまでにはたくさんの困難や失敗を経験してきたよとも仰っておられました。
盛岡時代、地域での活動の難しさを肌身で感じたので、よくわかります。1
00%失敗しない地域おこし協力隊活動など、ありえませんからね。
今田さんの一言ひと言から
「沼津の産業をもっと盛り上げたい、沼津のことをもっと多くの人に知ってもらいたい」
という熱意が漲っていましたし、今後は新しい商品も増やし、もっと事業を拡大させていきたいと意気込んでおられました。
沼津の地域産業がますます元気になること、今田さんのますますのご活躍を応援しております!
・・・お前が頑張れよ!
